2008 . 04 . 13

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雛鶏の海塩包み焼き、春キャベツのブレゼ添えです。約800グラムの雛鶏を、1羽丸ごと塩で包み、オーブンでゆっくりと火を通します。塩で包むことにより、雛鶏のうまみと熱が外に逃げません。甘みのある春キャベツとともに、スープ仕立てでお出しします。オーブンから出した後に、テーブルでお切り分けします。お二人様単位でご注文ください

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1月15日(火)~23日(水)を冬期休業とさせていただきます(2007.12.30)
12月31日(月)~1月6日(日)は、3150円のディナーコースをお楽しみください(2007.12.26)
12月22日(水)~25日(火) 2007年クリスマスディナーメニューのお知らせ(2007.12.7)
スタッフ募集のお知らせ
ミネラルウォーター「ペリエ」プロモーションのお知らせ(2007.7.13)
5月26日(土)は18時からの営業とさせていただきます(2007.5.24)

   

 ce qu'on voit, allee Rimbaud

シャンパーニュ・アルデンヌ地方は六角形のフランスの右斜め上に位置していて、北側のアルデンヌ県の上はベルギーになる。パリの東駅から日帰りで観光をするならストラスブールに行くひとがきっといちばん多いんだろう。でももしパリを出てすぐに一息つく時間があるなら、輸送も輸出もされていないシャンパンをここで飲むことができる。
フルートグラスに泡立つシャンパンを見ると同じように気持ちも少し高ぶる。同じ価格帯のワインと比べるならシャンパンのほうがわかりやすさがあるし、合わせる料理に対しても許容範囲が広いからごまかしもきく。ワインには近寄りがたくてもシャンパンは好きというひとは多い。
もちろんグラスに注いで泡が上ってくるワインはシャンパンだけではない。安いスパークリングワインを「シャンパン」として販売したり説明を済ませている光景は日本では日常茶飯事のこと。お酒は楽しく飲めればいいのだから、そんなことはどうでもいいことであるときがほとんどだけど、でもそれではだめなときもある。だから改まってシャンパンとスパークリングワインの違いを訊かれることが意外によくある。模範解答はいろいろあるんだろうけど、いちばん簡単で間違いないのは「シャンパーニュだから」。それはシャンパンが特別なお酒ということでもある。
僕は朝に東駅を出てまずエペルネーで下車した。パリからは1時間と少し。静かなところであまり人はいなかった。駅で地図をもらって500メートルくらい歩くと、シャンパーニュ大通りという見通しのいい道があって、すぐにモエ・テ・シャンドンのカーヴが見つかった。9時30分からオープンで、フランス語での見学もその時間からだったから僕はすぐに中に入った。少人数で1時間くらいカーヴを歩いて最後に数種類を試飲させてもらった。荷物を増やしたくなかったけど、出口前のブティックで茶色いバッグだけ買っていくことにした。外に出るとすぐに観光案内所があって、そこでもシャンパンを飲むことができるようになっていた。
エペルネーの駅に戻ってまた電車に乗った。エペルネーはちょうど分岐の駅で、そのまま右に進めばストラスブールに行ける。だけど僕は1日余分に時間を作って北の方に向かった。朝と同じようにエペルネーから1時間ちょっとで着いた終点の駅はシャルルヴィル・メジエール。ここにはアルチュール・ランボーの美術館がある。
シャルルヴィル・メジエールの駅からしばらく歩いてデュカル広場に着いた。正方形の石造りの広場で、この町の規模からしたらかなり広い。フランスではうまく言葉にできない、歴史を感じる何気ない場所に数多くめぐり合った。ランボーがここに立っていた時代と変わっていないに違いないこの広場もそういう場所だった。
デュカル広場の真ん中に立つと、横道から広場の外にランボー美術館の建物が見えた。美術館はきれいな小川の上にあった。美術館というよりは人の家にお邪魔するような感じで迎えてもらった。館内のひとたちはみんな親切だった。ずっと僕以外にお客さんは来なかった。ヴェルレーヌとの直筆の書簡を数多く見ることができた。そこには才能とは違う若者の感情もあった。
美術館を出るとすぐにランボーが暮らしていた家がある。表札も残っていた。小川の向かいで、もちろんデュカル広場も近い。ここから広場まで走ったりしていたのが想像できるようだった。
シャルルヴィル・メジエールの駅まではゆっくりと歩いた。エペルネーもそのあと行ったランスもそうだったけど、このあたりは運転のマナーがいい。フランスを四分割にしたら、いちばん上品なのは右上だろう。僕の住んでいた場所とは似ていなかった。ランボーの書いた詩は難しいけど、ここにも一つの季節があって光があった。


*「allee」の実際の表記にはアクサンテギュが必要です。